伝統色を楽しもう 赤
明けまして おめでとうございます。
昨年はこちらの記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。
今年も色についてのあれこれをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
カラーのチカラであなたを笑顔にする、サイ・カラーセラピスト菅野かおりです。
前回まではサイ・カラーセラピーで使用している12色を中心に色の特徴と効果的な使い方をお伝えしてきました。
今回からは、やはりサイ・カラーセラピーで使用している12色を中心に、日本の美しい自然からうまれた色名をお伝えしていきたいと思います。
第1回は「赤」。
農耕民族である日本人にとって作物を生長させてくれる太陽は尊び、憧憬する存在でした。
その太陽からきた「赤」は、魔よけの呪いとして使われていました。
「赤」や「朱」(しゅ・黄みのある赤)は、漁師たちがサメ除けとして身に着けるふんどし、神社の鳥居、腰巻、
祭りの時に子供の額に着ける印などに多く使われていました。
前にもお伝えしましたが、戦国武将にも大変人気のある色でした。
武田信玄の「朱色」、上杉謙信や小早川秀秋の「猩々緋」(しょうじょうひ・鮮やかな赤)は
有名です。
心身ともに戦闘態勢にし、生命力あふれるパワーを得ることができる色だからです。
その他にも「茜」(あかね・夕焼けの空)、「東雲色」(しののめいろ・朝焼けの雲)、
「臙脂」(えんじ・青黒みのある濃い赤)、「蘇芳」(すおう・紫がかった暗赤色)など
文字を見るだけでその情景が目に浮かぶような色名がたくさんあります。
次回もどうぞお楽しみに。
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