伝統色を楽しもう 水色
カラーのチカラであなたを笑顔にする、サイ・カラーセラピスト菅野かおりです。
サイ・カラーセラピーで使用している12色を中心に、日本の美しい自然からうまれた色名を
お伝えしていきます。
第7回目は「水色」。
水というのは、もともとは無色透明です。
海が青く見えるのは、太陽光線が海中に入ると、青以外の色の光は吸収されてしまい、
青い光だけが海水中に浮遊する微粒子に当たってはね返るためです。
「水色」は、そのように青く見える海や川などからの連想で、「水のような色」という
意味で、ごく薄い青色でやや緑色が入ります。
平安時代から使われてきた色名で、染料には藍草の生葉や、江戸時代には臭木の実が
使われました。
同じく平安時代から使われていた色名に「空色」があります。
由来は、「澄み切った空のような青」ということで、藍染の薄い色です。
同じような色で、「青磁色」もあります。
「磁器の青磁のような色」で、やや緑色を持つ明るい青色です。
美しい「水色」や「空色」は、日本の豊かな自然があってこその色ですね。
次回もどうぞお楽しみに。
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